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Fablessのstartupを成功させるには100億円必要!

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半導体業界で、ゼロからFablessのstartupを立ち上げて成功させるには、$100Mの資金が必要だそうです。こんなに大きな資金が必要な理由は、最先端のシステムLSIはあまりにも複雑になり過ぎており、LSIが完成してからお客さんが実際にそれを購入してくれるまで…

MoSysの10Gb/s Serdes

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MoSysという会社が10G Base-KRに対応したSerdesのIPを提供できる、と謳っています。この会社は、本社がSilicon Valleyの中心地(Santa Clara)にある小規模なIP providerです。ただ、このSerdes IPのブロック図を見ると、RxにはDecsion Feedback Equalizerは付…

IBIS AMIを用いたSerdesのモデリング (2)

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以前にブログに書いた、SiSoftのIBIS-AMIのデモプログラムを実行してみました。下の図は、TxのPreemphasisが無しの条件での、送信側、受信側のimpulse responseと、受信端でのEYE diagramです。Data Rateは5Gb/s, Data PatternはPRBS22です。Preemphasisが無…

Andrew Viterbi

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ビタビ・アルゴリズムの発明者であるAndrew Viterbiさんの業績を紹介する記事がIEEE Spectrumに載っていました。Viterbiさんは本当にすごい人です。自分の名前を冠したViterbi Algorithmの発明だけではなく、CDMAのAlgorithmを開発したりと、情報通信分野に…

IBIS AMIを用いたSerdesのモデリング

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Simulationに必要となるserdesのモデルの仕様の標準化を行い、異なるLSIベンダが作成したserdesモデルを混ぜてボードレベルでの伝送Simulationを行えるようにする、という動きがあります。IBIS (のAdanved Technology Modeling Task Groupという組織) を舞台…

Matlabで伝送路のs-parameterからEYE波形を求める方法(その2)

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前回の日記の続きで、MatlabのRF Toolboxで遊んでみました。RF Toolboxには、2つのs-paraを接続したときの全体のs-paraを求める関数 cascadesparams が用意されています。この関数を用いると、2本の伝送路のそれぞれのs-paraがある場合に、その2本を接続した…

Matlabで伝送路のs-parameterからEYE波形を求める方法

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MatlabのRF Toolbox 2.7には、s-parameterを有理関数の伝達関数でモデル化する関数が用意されています。この関数を使うと、伝送路のS-parameterからその伝送路を通した波形のEYE Diagramを簡単に計算できそうです。早速、試してみたくなりました。 http://ww…

EDSFair 2010に行ってきました

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半導体の回路設計ツールの展示会であるElectronic Design and Solution Fair(EDSFair) 2010に行ってきました。気になった内容をメモしておきます。 Berkeley Design Automation社 (BDA社)は、Analog FastSpice (AFS)というsimulatorを宣伝していました。新興…

X61のメモリを増設

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家で使っているPC, Lenovo ThinkPad X61 7675HLJのメモリを増設しました。購入時に搭載されたメモリは1GBだったので、新たに2GBのPC2-5300 DDR2 SDRAM (*1) をamazonで購入して、全部で3GBにしました。増設した効果は、ちょっと自己満足だったかもしれません…

CMOS OPアンプ回路 実務設計の基礎

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なんとなく買って読んでみましたが、あまり可も無く不可も無い本です。CMOSオペアンプ回路を理解するために知っておくべき基礎的な項目がカバーされています。しかし、「この本を読んでも、オペアンプを自分で設計できるようにはならないだろうなー」と思い…

インターネットに公開されているアナログ回路設計の学習資料

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アメリカの大学, 大学院では、講義の内容をインターネットで公開していることがあります。アナログ回路設計を自習するためのリソースを探してみました。 Stanford Engineering Everywhere Stanford大学の工学部 (school of engineering) では、いくつかのク…

トランジスタのはなし

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本書には、ディスクリートのバイポーラ・トランジスタを用いた基礎的なアナログ回路(増幅回路)が分かりやすく説明されています。内容的には、EE-Timesのanalog ABCというタイトルのアナログ回路設計に関するコラムとちょうど同じです。基礎的な内容を分かり…

図解でわかる はじめての画像処理

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友達のブログで紹介されていたので、思わず購入してしまいました。この本を読むと、デジタル画像処理に関わる技術はとても幅広いことがよく分かります。例えば、静止画、動画の規格、圧縮のアルゴリズム(ハフマン符号とか動き補償とか)、画像をプリンタで印…

Inteview Prep for Serdes Validation Engineer

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前職でUSの現地法人に出向していた時に一緒に仕事をしていた友達が、新しい仕事を探しています。Serdes Validation Engineerのpositionに応募する予定だから、Interviewの想定質問と答えを考えて欲しいと頼まれました。自分にとっても、Serdesのテストエンジ…

CPUの創りかた

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自作のCPUなんて、例えばverilogで書いてシミュレーションしたりとかFPGAに焼いたりするだけなら簡単なものを、わざわざ74シリーズのLSIを組み合わせて設計するという酔狂な本。CPUの各部の機能とその設計方法について、ちょっとしつこいほど丁寧な説明が書…

CMOSアナログ回路入門

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本書は330ページあります。それなりに読みごたえがあります。それでも、CMOSアナログ回路設計の説明を本一冊に纏めるということには、そもそも無理があります。いくつかの内容についての説明では、導入-->結論までの中間をごっそりはぶいている箇所がありま…

Open Source Hardware

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Richard Stallman -- On "Free Hardware" http://www.linuxtoday.com/news_story.php3?ltsn=1999-06-22-005-05-NW-LF 回路図自体はcopyrightでまもられるけど、それから生成される回路自体にはcopyrightは無い?http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/…

半導体メーカの競争力に関する分析

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コストダウン力をどうつける---日本半導体産業の競争力を議論する(主に製造面での分析) http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060904/120739/「ガラガラポンは可能か」---日本電機産業の再編問題を考える (日本の電機メーカの数が多すぎるという主…

CELL

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いつの間にか会社に入ってから4年間が過ぎてしまいました。私は大学での専門とは異なることを会社で行っていますが、大学の専門(大学3,4年、院1,2年)の4年間と同じだけの期間を会社で半導体に携わって過ごしたことになります。それにしては、半導体の事は全…

TransmetaがIP事業に集中

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半導体業界に従事するものとして、またSanta Claraに本拠地があるという事から気になったニュースです。Transmetaが、事業の中心をx86互換CPU の製造/販売からIPのライセンスに移すということのようです。 http://investor.transmeta.com/ReleaseDetail.cfm?…