2009-01-01から1年間の記事一覧

Round-up 2009

2009 was a very tough year for everyone in the semiconductor industry. Nevertheless I did start a new career path, and I feel very happy that I'm able to end this tumultuous year with "not bad" results. Hope everyone seeing this blog has a…

CMOS OPアンプ回路 実務設計の基礎

LSI

なんとなく買って読んでみましたが、あまり可も無く不可も無い本です。CMOSオペアンプ回路を理解するために知っておくべき基礎的な項目がカバーされています。しかし、「この本を読んでも、オペアンプを自分で設計できるようにはならないだろうなー」と思い…

ハード・ディスク装置の構造と応用―記録・再生の原理とメカニズム

HDD

HDD(Hard Disk Drive)は、非常に特殊な進化をとげた技術です。誕生してから40年以上の間、絶え間なく技術革新を続けて、記録容量の拡大とビット単価の低下をキープし続けて来ました。ビット単価の下落がHDDの新たなアプリケーションを生み出し、出荷台数が…

インターネットに公開されているアナログ回路設計の学習資料

LSI

アメリカの大学, 大学院では、講義の内容をインターネットで公開していることがあります。アナログ回路設計を自習するためのリソースを探してみました。 Stanford Engineering Everywhere Stanford大学の工学部 (school of engineering) では、いくつかのク…

2009年の半導体業界, HDD業界のニュースとか、半導体開発者向けの雑誌の休刊とか

2009年には、日本の半導体業界には暗いニュースがたくさんありました。後になって振り返る時のためにも、思いつくものを列挙しておきます。何年も前から競争力の低下がささやかれていた日本の半導体業界ですが、後から振り返ると2009年には変曲点的な変化が…

転職時の401Kの注意点

確定拠出年金(日本版401K) について、転職した際に気づいたことのメモです。前職の会社にも現職の会社にも401Kの制度がありました。だから、前職の401Kの資産を現職の401Kのアカウントに移管することができました。ここまでは年金のポータビリティを確保す…

トランジスタのはなし

LSI

本書には、ディスクリートのバイポーラ・トランジスタを用いた基礎的なアナログ回路(増幅回路)が分かりやすく説明されています。内容的には、EE-Timesのanalog ABCというタイトルのアナログ回路設計に関するコラムとちょうど同じです。基礎的な内容を分かり…

耳抜き練習器具 Otovent オトベント

この前、ダイビングで耳抜きを失敗して鼓膜にピンホールができてしまったので吉村せいこクリニックで診察を受けたのですが、ちょうどそれから3週間たったので、もう一度クリニックに行って経過を診てもらいました。鼓膜のピンホールはすっかり塞がっていまし…

図解でわかる はじめての画像処理

LSI

友達のブログで紹介されていたので、思わず購入してしまいました。この本を読むと、デジタル画像処理に関わる技術はとても幅広いことがよく分かります。例えば、静止画、動画の規格、圧縮のアルゴリズム(ハフマン符号とか動き補償とか)、画像をプリンタで印…

鼓膜にピンホール

この前の根府川のダイビングでやってしまいました。右耳の鼓膜にピンホールが出来てしまいました。具体的な状況は、2本目の潜行中に急に耳抜きが出来なくなってしまいました。耳抜きをして、鼻から耳の方に空気を送っても、空気が耳から抜けていってしまうよ…

Inteview Prep for Serdes Validation Engineer

LSI

前職でUSの現地法人に出向していた時に一緒に仕事をしていた友達が、新しい仕事を探しています。Serdes Validation Engineerのpositionに応募する予定だから、Interviewの想定質問と答えを考えて欲しいと頼まれました。自分にとっても、Serdesのテストエンジ…

スキューバダイビングの器材のオーバーホール

スクーバリペアセンターというところで、スキューバダイビングの器材のオーバーホールを依頼しました。メールでの連絡も丁寧だし、料金も手ごろなので、お勧めのサービスだと思います。 レギュレータOH 5,600円 ゲージOH 1,400円 パーツ料 20,290円(*1) オク…

外資系と英語

このコラムは、外資系メーカの日本法人でエンジニアとして働く場合の仕事内容や必要とされる英語力について説明しています。現在、私は中堅の外資系半導体メーカの日本法人にエンジニアとして勤務していますが、このコラムは非常に納得のいく内容だと思いま…

グローバル半導体メーカは日本以外のアジア諸国にフォーカス

無線LAN分野の半導体で急成長をとげているAtheros Communicationsという会社があります。Stanford大学の学長であるJohn Hennessyが設立にかかわっているとても有望な新興企業です。この会社の求人をホームページで調べてみました。結果は、日本では全く求人…

外資系半導体メーカの求人情報とか、半導体業界の求人状況とか

外資系半導体メーカの日本法人の求人情報をインターネットで収集する際の裏業です。希望している会社の日本語のホームページ(日本法人のホームページ)に掲載されている求人がゼロの場合でも、本社の英語のホームページの採用のページには、日本法人の求人が…

CPUの創りかた

LSI

自作のCPUなんて、例えばverilogで書いてシミュレーションしたりとかFPGAに焼いたりするだけなら簡単なものを、わざわざ74シリーズのLSIを組み合わせて設計するという酔狂な本。CPUの各部の機能とその設計方法について、ちょっとしつこいほど丁寧な説明が書…

CMOSアナログ回路入門

LSI

本書は330ページあります。それなりに読みごたえがあります。それでも、CMOSアナログ回路設計の説明を本一冊に纏めるということには、そもそも無理があります。いくつかの内容についての説明では、導入-->結論までの中間をごっそりはぶいている箇所がありま…