半導体メーカの競争力に関する分析

コストダウン力をどうつける---日本半導体産業の競争力を議論する(主に製造面での分析)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060904/120739/

ガラガラポンは可能か」---日本電機産業の再編問題を考える (日本の電機メーカの数が多すぎるという主張)。客観的な財務指標等からあるべき姿を提言するのは正しい方法だと思うし、半導体産業に関わる人は耳を傾ける必要があると思います。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060919/121248/
同じ人(ドイツ証券, 佐藤 文昭 氏)が書いた本, 日本の電機産業再編へのシナリオ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/476126358X
これらの主張を聞いてふと思い浮かんだのが、大前研一氏が解説している「建設業界で談合を無くすには」というケーススタディのなかで、建設業界に関して似たような提案をしている。同じ構造問題がいろいろな産業に見られるということだろうか? (それとも、どこかのビジネススクールとかに有名なケーススタディがあるのか・・?)
http://www.lt-empower.com/lecture1/wmv/wmv_kolive-rtocs.html
国内半導体、復興へ2つの選択肢、2002年の日経ビジネスに載った梅田氏の論説。日本の半導体製造という業種は捨て去るにはもったいない、しかし再編なしには生き残ることは難しい。でも、この論説でも半導体設計力をどう高めるかには触れられていない。シリコンバレー・メカニズムによって頭脳集約型の設計事業が実現されていると言うがそれに対抗する方法はあるのか?
http://www.mochioumeda.com/archive/nb/020513.html
日本の半導体メーカーの競争力低下要因と今後の対策とは? RIETIファカルティフェローの中馬氏の論文。どうでも良いのだが、この人は産業界で働いた経験があるのだろうか? 言いたい事が分かるような分からないような・・・? このような提言を行うときには、1)もの凄く離れた所から客観的な指標のみで(マクロに)論じる、2)よりそこで働いている個人、もしくは小さな個人に着目してミクロに論じる、というどちらの立場をとるなら分かりやすいし賛成や反対もしやすいのですが、氏の論文はどことなく空虚に感じて、読んでも何も感想が浮かばない(強いて言えば文章の上手い人だな・・)です。
http://www.rieti.go.jp/jp/special/af/024.html