源泉徴収票の見方のメモ

  • 支払い金額から給与所得控除後の金額の求め方

国税庁平成21年度の年末調整の手引きのサイトから、平成21年分の年末調整等のための給与所得控除後の給与等の金額の表という項目に、「支払い金額」に応じて3個に分けた表がPDFで用意されています。自分の支払い金額に応じた表の該当する欄の数字が、給与所得控除後の金額になります。

  • 課税対象となる所得の金額から所得税の額を求める計算式

「給与所得控除後の金額」から「所得控除の額の合計額」を引いた金額が課税対象となる所得の金額となります。平成21年度の年末調整の手引きのサイト平成21年分の年末調整のための所得税額の速算表という項目にあるPDFに、所得税の計算式が載っています。ちなみに課税所得金額が330万円未満の場合には所得税の税率が10%となっており、また配当金に対する配当控除は10%なので、課税所得が330万円未満であれば配当控除を申請する意味があるようです。

  • 所得控除の額の合計額の求め方

うちの場合は、以下の項目を足し合わせたものになっていました。

基礎控除(本人) 380,000円
配偶者控除 ○○円
扶養控除 380,000円
社会保険料等の金額 ○○円
生命保険料の控除額 ○○円

平成16年度分より合計所得金額が38万円以下(給与所得の場合)の配偶者に認められていた配偶者控除に上乗せして適用される配偶者特別控除は廃止となったようです。

  • いわゆる「103万円の壁」の103万という数字は、給与控除65万円+基礎控除38万円です。ここに分かりやすく説明されています。