実は、カリフォルニアで2005年の6月にスピード違反で捕まりました。昼の3時ごろのcentral expresswayで、道路に車が全くいなくて気持ちよくスピードを出していました。随分前の話ですが、その処理をどうしたかを記録しておきます。誰かの参考になるかもしれないので・・・。

6/16/05 スピード違反で捕まる。50mph制限のところを68mphで走っていたらしい。(実際にはもっとスピードを出していたけど、パトカーを見た瞬間にブレーキをかけたからここまで下がった)チケットを有り難くいただく。ちなみに、英語ではcitedとかcitationとかという言葉を使うらしい。

7/21/05付け 最初の手紙がDMVから届く。どう処理をするかを3通りの選択肢から選べます。その3通りとは

 a) 罰金を支払う ($197)
 b) Driving Schoolに行く ($211)
 c) 裁判するcourt appeal

a)の罰金を払うという選択は、それだけですべての処理が終了するという意味でお手軽ですが、次回の自動車保険の更新の際に保険料が大幅に値上がります。実は妻がここで書いているのとは別のスピード違反で捕まっていて、そのために翌年の保険料が$500位値上がりまました。保険屋の話では、違反での値上がりは5年くらい続くらしいので、$500*5=$2,500の出費になってしまうと思います。ですので、基本的にはb)Driving schoolに行く必要があります。a)にするのは、特別な事情があってDriving schoolに行けない場合のみにするのが良いでしょう。(妻の場合は、federalの管轄で捕まったので、driving schoolに行くという選択肢が無かった。あと、driving schoolは一回捕まると、その後の1年半は行けないないので要注意)

c)の裁判については、同僚から聞いた話なので信憑性は低いですが、裁判をして、もしチケットを発行した警官が出廷したら、必ず裁判に負けるようです。だから、勝つ可能性があるとすれば、裁判を金曜日の午後とかに設定して(希望の時間帯を言えるのか分らないけど・・、仕事があるから金曜日以外はダメです、とapealするのかな?)、警官が出廷しないことに賭けるくらいです。ただ、裁判でも、無実を訴えるのではなく、特別な事情を訴える、ということも出来るらしく、「日本から来ました。お金も無く、英語も喋れないけど、一生懸命働いています」ということをアピールすると、罰金を減額してくれるらしい(ただし、その同僚はベトナム出身)。それでも、Driving schoolにはいく必要があるらしいけど。時間があって、お金が惜しい(もしくは、特殊な経験をしてみたい)という人はチャレンジしてみて下さい。

私は、普通にb)のDriving Schoolを選択して、$211のcheckを同封して、送り返しました。

9/12/05付け DMVから2回目の手紙が届きました。Driving Schoolの場所と時間と受講方法をを選択できます。場所は、付近のadult educationの施設を使うことが多いようです。時間は、平日に何回かに分けて受講する方法や、週末に1回で受講する方法があるようです。受講方法としては、adult educationで開催されるクラスに出席する以外に、onlineで受講する方法もあるみたいです。私の友達(日本人)はonlineを選択したら結構面倒だったと言っていましたが、英語の師匠(native)は、onlineの方が圧倒的に簡単と言っていたので、英語の壁があるのかもしれません。ここでは、土曜日の1日コースを選択して、送り返しました。このとき、更に費用が$33かかります。

その数週間後にDriving schoolの時間と場所を連絡する手紙を受け取って、結局、Driving Schoolに行ったのが10月の終わりくらいです。ちょっと緊張したけど、基本的には8時間座っておばちゃんの話を聞いているだけでした。piece of cake, glass of wine?な感じです。クラスでは、いっぱい英語で議論をさせられるのかと思ったけど、そんなことは無かった。

あと、番外の方法として、駐在員や学生で帰国時期がはっきり分っていて、保険の更新をしない予定の人は、チケットを無視する、という方法もあります。しかし、この方法には、赴任期間が急に延びて予定していなかった保険の更新を行うはめになる、という大きなリスクもあります。

なにはともあれ、スピード違反はやめましょう・・・