IBMがPC事業を中国のLenovo社に売却

IBMがPC事業を中国のLenovo社に売却することが12/9に正式に発表されました。
http://money.cnn.com/2004/12/07/news/international/lenovo_ibm.reut/?cnn=yes
これは、私にとっても結構気になるニュースでした。
まず、私はThinkPadを愛用しています。LenovoThinkPadの製品戦略を直ぐに変えるとは思えないので、次に私がLaptopを買い換えるときにもThinkPadを選択する可能性が高いです。すると、それは私にとって(そして多くの日本人にとって)初めての高価な中国ブランド品の買い物になります。epoch-makingな事だと思います。
次に、注目すべきは、LevonoからIBMへの総額$1.25Bの支払いの方法が、$650Mは現金、$600MがLenovoの株式だであことです。支払いの半分くらいが株式で賄われています。これは何を意味するのでしょうか?日本では、外国企業が自社株(外国企業の株式)を使って日本企業を買収することは現時点では許可されていません。しかし、2006年には解禁されます。
http://www.asahi.com/money/topics/TKY200412090094.html
2006年に解禁されたら、外資による日本企業の買収攻勢が強まると考えられます。特に想定されるのは、金融、製薬に加えて、現金と株高があるけどブランドが足りない中国企業による、ブランドはそこそこだけど業績はぱっとしない(というか全然だめ)な日本の電機メーカです。(特に、私のいた会社なんかは、とてもとてもお買い得です)
2006年には、私はどこに帰国することになるのでしょうか?。次の赴任先は中国大陸になるかもしれません。本当に、何が起きても不思議じゃないです。