海外労働者の年金

今日も生活に関する話です。日本国外に住んでいる労働者の年金はどうなっているのでしょうか?これらのサイトに説明があるようです。
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/nenkin/20021101mk21.htm
http://ps.allabout.co.jp/finance/nenkin/closeup/CU20020827/
2005年にはアメリカと日本の間に年金の通算協定ができるようです。私の理解するこれのメリットは

  1. 日本とアメリカのどちらかの年金に加入しておけば、加入の空白期間が無くなる
  2. アメリカの滞在が5年以内なら日本の年金にのみ加入すればよい

ということです。
特に、私のような駐在者は、会社の制度による強制で日本とアメリカの両方に年金を払っています。でも、アメリカ側の最低加入期間(積算して10年)をクリアするのは難しいので、今までの制度ではアメリカ側の年金は捨て金になってしまいます。通算協定が発動すると、上の2)よりアメリカ側の年金の支払いが免除されるのでしょう。
これは凄いですよね。アメリカの年金を払わなくて良いだけ給料の手取りが増えて生活が楽になるように見えます
ほんとうでしょうか?
そんなことはありません。
アメリカの年金を払わない分だけ給料の総額が下がります(*)。だから、私にとっては通算協定のメリットはあまりありません。駐在者ってなんなんでしょう。
(*)手取りの金額を固定にする給与システムのため