BUNGY JUMP

toshi5322005-07-04

久しぶりの更新です。1ヶ月以上前の話になりますが、LAに住んでいる友達とLas Vegasに行きました。カジノやショーはさておき、楽しかった(?)ものはBungy Jumpです。
Las Vegasには、A.J. Hacket Bungyというbungy jumpの世界的なチェーン店が経営しているjump台があります。私が泊まったCircus CircusというHotelに隣り合って、そのjump台はあります。お店に入ると、いかにもレジャー系のお店に有るような(例えばスクーバショップのような)浮ついた雰囲気があります。

A.J. Hacket Bungy (ラスベガス大全のページ)

その日はとても強風だったため、落下する距離が普段より短い (=ロープの長さが短い) という制限がありましたが、その代わり普段ならば有料のビデオ撮影を無料でしてくれました。申し込みの手続きは非常に簡単で、受付でjumpをしたいというと、申し込み用紙を出してくれるので記入します。日本語で書かれた申し込み用紙もありました。

それから体重を測って、ハーネス(?)を体に取り付けてエレベータに乗り込んでjump台のてっぺんに上ります。jumpしない人は下の庭で待っています。エレベータの中で、jumpした後に引き上げられる際の手順の説明を受けました。別のロープ(伸びないやつ)にクレーンを付けて下ろすので、それを空中で掴んでハーネスのわっかに嵌めるという手順です。

そうこうしているうちにあっさりjump台の上につき、何故かjumperは3人いたのに私が最初に呼ばれ、言われるがままにjump台の端に移動するとstaffがハーネスにロープ(伸びるやつ)を取り付けてくれます。非常に手際がよく、後は飛び降りるだけです。

でも、その飛び降りるのが一大事

訳がわからずjump台の端に移動すると、やっぱり高いです。当たり前ですが。下を見ると怖いです。足がすくみます。当たり前ですが。後で思い直してみると、下を見ちゃダメなんですね。でも、普通は見ちゃいます。人間ですから。常識がありますから。これから起こることを予想できますから。

そんなことはお構いなく、staffは先に進めます。
「はーい、端に立って、カメラを見て笑って、上を見て、前を見て、5、4、3、2、1、ハイ、スーパーマン
そんな事言われても困ります。ってゆうか、お前の口車に乗って飛べるわけが無いだろ。とりあえず、staffに「ごめん、心の準備が出来てなかったんだ、もっかいカウントダウンして」。でも、もう一回「ハイ、スーパーマン」と言われても、すっかり怖気づいてしまって、動けません。

そこで、staffに「あのさぁ、背中押してくれても良いんだよ」と頼んでみましたが、「だめだ、自分で飛ぶんだ」というつれない返事です。

こうなったら、どうしようもありません。もう一回カウントダウンをしてもらって、勇気を振り絞ってjumpします ( -->実際には前によろけて落ちただけ) 落ちている間は良く覚えてません。ああ地面がちょっと大きくなってきた、と思うと直ぐにロープの反動で上に持ち上げられて(=その日は強風で距離が短い)、それから何度か上がったり下がったりを繰り返します。1回目に落ちる時は怖かったけど、その後はかなり楽しめます。

最終的に、動きが止まってぶら下がった状態で、先に述べた手順でクレーンを下ろしてもらい、それをハーネスに引っ掛けて引っ張り挙げられます。jump台に戻るとstaffや他のjumperに祝福されました。

ちなみに、他の二人のjumperは、カウントダウンを2回も3回もしてもらう必要も無く、普通にしっかりときびきびと飛んで行きました。あと、jump 台の上にいると、強風でjump台がぐらぐら揺れているのが感じられます。揺れるたびに、自分はLas Vegasまで来て$55も払って何をしているのだろう、という無常観に襲われます。

家に帰ってから無料でstaffに撮ってもらったビデオを見ると、jump台の端っこで「へっぴり腰」になっている無様な私が写っていました。